
ITOOSOFTは、インテリア建築にフォーカスした4つの新しいRailCloneシステムライブラリを追加し、さらに使いやすさを向上させるためのユーザー要望に基づく改良を行いました。
また、Forest Packも実際の制作現場で役立つユーザー要望を反映したアップデートが実施されています。
RailClone 7.2の新機能
RailClone 7.2では、アクティブなユーザーから寄せられた多くの「使い勝手向上(QoL)」に関する提案が取り入れられています。これにより、作業スピードが向上し、よりシンプルに扱えるようになったほか、高度な機能もこれまでよりスムーズに活用できるようになりました。

新しいインテリアモデリング用ライブラリ
今回のRailCloneアップデートでは、インテリア建築の制作をより高速かつ柔軟に、そして直感的にコントロールできるよう設計された4つの新ライブラリが追加されました。フローリング、モールディング、手すりなど、各コレクションはインテリアデザインの特定要素に特化しており、すぐに使える高品質なアセットとして、あらゆるプロジェクトに素早く適応します。
すべてのスタイルはフルパラメトリック仕様で、マテリアル・寸法・レイアウトを直感的に調整可能です。内容は以下の通りです。
パーケットフローリング(Parquet Flooring)
このコレクションは新しいマテリアルと大幅な柔軟性向上により完全に再構築されました。10種類のパラメトリックな床スタイルで、板の幅・長さ・厚み・パターン回転を自由に制御できます。ランダマイズ機能により、より自然でリアルな見た目を再現可能です。
アッシュ、バーチ、チェスナット、ヒッコリー、レッドオーク、ダークオーク、チャコールウッド、メープル、パンガ、ウォルナットなど、モダンからクラシックまで幅広いインテリアに対応するマテリアルを収録しています。
巾木・ベースボード(Skirting and Baseboards)
壁際の仕上げディテールを簡単に追加できるライブラリです。10種類のプロファイルと10種類のマテリアルを組み合わせ、合計100通りのプリセットを用意。
マテリアル選択、Y・Zオフセット、パディングなどを調整することで、あらゆる空間に素早くフィットさせることができます。
装飾モールディング(Ornamental Mouldings)
クラシックな内装や装飾天井に最適な、12種類のディテール豊かなプロファイルを収録。スプラインを描いてスタイルを適用するだけで、形状に沿って自動配置されます。
調整はYオフセットとZオフセットの2項目のみで、シンプルかつ高速なワークフローを実現します。
クラシカルモールディング(Classical Mouldings)
装飾モールディングを補完する、よりシンプルで洗練された12種類のプロファイルを収録。現代的なデザインに適しています。
パディングやオフセット、マテリアルIDフィルタリングなど、配置に関する追加コントロールも備えています。
ガラス・金属・木製手すり(Railings)
ガラスパネル、木製ハンドレール、金属構造を組み合わせた12種類のパラメトリックデザインを収録。
支柱間隔、ガラスの隙間、ハンドレールのオフセット、スパンドレル構成など、ほぼすべての要素を細かく調整可能です。スプライン形状に自動適応し、短時間でプロ品質の手すりを生成できます。
Spline Incline オペレーター
Spline → Basic Opsに新たにInclineオペレーターが追加されました。
指定した角度でスプラインをZ軸方向に傾けることができ、スロープや階段などを手動編集なしでプロシージャルに作成可能です。
RailClone内部・外部のスプラインの両方に対応し、グラフ内で傾斜構造を構築できます。
UVW XForm オペレーターの強化
新しいマッピングオプションが追加されました。
Segment → Mappingに似た新モードでは、プロシージャルなボックスマッピングを適用可能。複数セグメント間でUVをまたぐようなケースに有効です。
さらにマテリアルIDによるフィルタリングに対応し、特定マテリアルにのみマッピングを適用できます。
なお、この方式はインスタンスを破棄するため、可能な場合は従来のSegment Mappingの使用が推奨されます。
スプラインオペレーターでRCSplineデータ保持
スプラインオペレーター使用時でもRCSplineのマーカーデータが保持されるようになりました。
これにより、従来は不可能だった「マーカー+プロシージャルスプライン処理」の併用が可能になります。
ただし処理内容によってはデータが完全に保持されない場合もあります。
Generatorのアイソレートモード
最終Generatorに右クリックメニューから「Isolate」オプションが追加されました。
有効にすると他のGeneratorが一時的に無効化され、複雑なセットアップのデバッグが容易になります。
レンダラー互換性とワークフロー改善
CoronaのSegment Mappingなど未対応機能を使用する際、従来必要だったDisplay → Instancingの手動無効化が不要になりました。RailCloneが自動で処理します。
またNumericノードは最後に選択したタイプを記憶し、新規作成時のデフォルトとして使用されるようになりました。
修正内容(Fixes)
複数の不具合修正と改善が含まれています。
- ライブラリ読み込み時にプラグイン不足がある場合、Scene Converterが自動起動
- Evenlyセグメントが欠落する稀な問題を修正
- クローズドスプラインの先頭・末尾セグメントにおける長さ値を修正
- マクロリストのフィルタが正しく機能するよう改善
- Line/Curve条件で誤検出される問題を修正
Update Manager
アセットフォルダでのUNCパス使用に関する問題を修正し、エラーハンドリングも改善されました。
アップデート方法
RailClone 7.2は、有効なメンテナンスプランをお持ちのユーザー向けに提供されています。ユーザーパネルにログインし、「My Products」からダウンロード可能です。
メンテナンスプランが期限切れの場合でも、追加費用やペナルティなしで更新することで、最新バージョンやライブラリ、テクニカルサポートへのアクセスを再開できます。
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Forest Pack v9.3.5の新機能
このリリースでは、実際の制作現場で役立つユーザー要望に基づいた便利な改良が多数追加されています。
私たちは常に3Dアーティストの作業をより快適にすることを目指しており、これまで回避策が必要だった制限の解消や、異なる配布方法間での機能の一貫性向上に取り組んでいます。

すべての配布モードでのコリジョンチェック対応
コリジョンチェック(交差回避機能)が、Path・Reference・Particle Flowを含むすべてのForest Packの配布モードで利用可能になりました。
これまではマップやエリアベースの配布でのみ使用でき、パスやリファレンスでは同じ挙動を再現できない不便さがありました。今回の改善により、どの配布方法でも一貫したコリジョンチェックが行えるようになり、手法を切り替えながらでも整ったレイアウトを簡単に作成できます。
ライブラリブラウザでポータブルマテリアル(.pmat)に対応
ライブラリブラウザ内のForestオブジェクトが、.pmat形式のポータブルマテリアルライブラリに対応しました。
PMatは、ITOOSOFTが内部ライブラリで使用している独自フォーマットで、3ds Maxのバージョンに依存しない設計になっています。これにより、複数バージョン間での互換性を保ちながらライブラリを管理できます。
この仕組みをユーザー自身のアセットライブラリにも活用できるようになりました。
複数のMaxバージョンを併用するスタジオや、長期プロジェクト・レガシー環境を扱う場合でも、変換やメンテナンスの手間を減らし、マテリアルの共有・再利用をより効率的に行えます。
Effectsシステムに新しい属性を追加
Effectsシステムが拡張され、既存のセットアップを変更せずに、より細かい制御が可能になりました。
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fpItem.geomSubID
Geometryリスト内のサブインデックスを取得。グループ化されたジオメトリやForestLOD、Forest Sets内の個別要素を指定可能になり、特定パーツだけの表示切替やスケール・回転・位置の調整が行えます。 -
Max.cameraPos
カメラ位置をForestのローカル座標で取得。カメラとの距離や視点に応じた挙動(カメラ追従や距離ベースの変化など)を実現できます。
これらの追加により、UIを複雑化させることなく、より高度なエフェクト制御が可能になります。
Tree Editorの操作性向上
Tree Editorのドロップダウンリストが、長い名前に合わせて自動的にリサイズされるようになりました。
小さな変更ながら、説明的な名前を使う際の操作性が大きく向上しています。
アップデート方法
Forest Pack 9.3.5は、有効なメンテナンスプランをお持ちのユーザー向けに提供されています。ユーザーパネルにログインし、「My Products」からダウンロードできます。
メンテナンスプランが期限切れの場合でも、更新することで最新バージョン・ライブラリ・テクニカルサポートへのアクセスを追加費用なしで再開できます。
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