Twinmotion 2026.2 Preview登場!新ライティング&インポート機能を紹介

Twinmotion 2026.2 Previewが登場

Twinmotion 2026.2 Previewでは、ライティングやレンダリング、インポート、アニメーション、ポストプロダクションなど、3Dビジュアライゼーションのワークフローを強化するさまざまな新機能が追加されました。

今回のアップデートで特に注目したいのが、夜間ライティングシステムの刷新です。月や星、天の川、オーロラなどを含む夜空をよりリアルに表現できるようになり、建築ビジュアライゼーションや夜景シーンの表現力が向上しています。

さらに、MegaLights、Cryptomatte、新しいInterchangeインポートパイプラインなど、制作効率やポストプロダクションを改善する機能も追加されています。

一方で、Legacy Importerが廃止され、3DSやC4Dなど一部のファイル形式がサポート対象外となった点には注意が必要です。

Twinmotion 2026.2 Previewの主な新機能

今回のPreviewでは、主に以下の機能が追加・強化されています。

  • 夜間ライティングシステムの刷新
  • Night Skyによるリアルな夜空表現
  • Aurora Borealis(オーロラ)の追加
  • MegaLightsによる大量のライト処理
  • Cryptomatte対応
  • Interchangeインポートパイプラインへの統一
  • Scalersによるオブジェクトアニメーション
  • Custom Pathsの機能強化
  • Mac版の3Dconnexion SpaceMouse対応
  • 緯度・経度によるLocation Map検索

ここからは、特に注目したい機能を詳しく紹介します。


夜間ライティングを大幅に強化

Twinmotion 2026.2 Previewでは、夜間ライティングシステムが刷新されました。

RealisticモードではTwinmotion Dynamic Skyを使用でき、新しい「Night Sky」設定から、月や星、大気などの夜間環境を細かく設定できます。

また、月と星の位置を実際の位置に合わせて表示できるほか、月の満ち欠け、天の川、航空機の光跡なども表現可能になりました。

昼から夜へ切り替わる際の露出も改善され、より自然な時間経過を表現できます。

建築パースだけでなく、夜間の建築物を見せるプレゼンテーションや、タイムラプス、アニメーション制作にも活用できそうです。

オーロラ「Aurora Borealis」に対応

夜空の新機能として、**Aurora Borealis(オーロラ)**も追加されています。

オーロラのアニメーションや強度、カラーなどを調整することで、リアルな夜空から幻想的なシーンまで、さまざまな表現を作成できます。

設定は、

Ambience > Env > Dynamic Sky > Realistic > Night Sky

からアクセスできます。


MegaLightsで大量のライトを効率的に処理

ライティング関連では「MegaLights」も大きな新機能です。

MegaLightsは、StandardおよびLumenレンダリングモードで、多数のシャドウキャスティングライトを使用するシーンでも、効率的にライティングを処理するための機能です。

街並みや建築物など、多数の照明を配置する必要がある夜景シーンでは、特にメリットが期待できます。

なお、MegaLightsはハードウェアレイトレーシングに依存しており、NVIDIA RTXシリーズおよびApple SiliconのM3以降に対応しています。

Path TracerではMegaLightsは使用できません。


Cryptomatteに対応しポスト処理を効率化

Twinmotion 2026.2 Previewでは、Cryptomatteによるマスク生成にも対応しました。

EXR形式でCryptomatteを書き出すことで、レンダリング後に特定のオブジェクトやマテリアルだけを選択し、色補正やエフェクトなどのポストプロダクション処理を行えます。

識別には以下のIDを利用できます。

  • Object ID
  • Material ID
  • Container ID
  • Mesh Section ID
  • Render Layer ID

3DシーンをTwinmotionでレンダリングした後、After Effectsなどの映像編集・合成ソフトで細かな調整を行うワークフローにも活用できます。


インポートパイプラインをInterchangeに統一

今回のアップデートで特に注意したいのが、インポートシステムの変更です。

Twinmotion 2026.2 Previewでは、従来のLegacy Importerが廃止され、対応ファイルは新しいInterchangeパイプラインを使用するようになりました。

Interchangeでは、インポートや再インポートのワークフローが改善されています。

たとえば、以下の操作が可能になっています。

  • 選択したオブジェクトのトランスフォームをリセット
  • 選択したオブジェクトのマテリアルをリセット
  • 削除したオブジェクトを再インポート

既存の3DデータをTwinmotionに読み込み、修正しながら制作を進めるユーザーにとって、より柔軟なアセット管理が可能になります。


Twinmotion 2026.2 Previewの対応フォーマット

Interchangeパイプラインでは、以下の主要な3Dファイル形式がサポートされています。

ファイル形式 対応
FBX
OBJ
GLTF / GLB
SKP

特にSketchUpやFBX、OBJ、GLTF/GLBを中心にTwinmotionを利用しているユーザーにとっては、今後のワークフローに大きな影響はないと考えられます。


【注意】3DS・C4D・DAE・DXF・STLはサポート対象外に

一方、Legacy Importerの廃止に伴い、以下のファイル形式はTwinmotion 2026.2 Previewでサポートされなくなりました。

  • 3DS
  • C4D
  • DAE
  • DXF
  • STL

特にCinema 4D(C4D)ユーザーは注意が必要です。

旧バージョンでLegacy Importerを使用してインポートしたアセットについても、2026.2 Previewからそのまま再インポートすることはできません。

既存アセットを更新する場合は、Interchangeパイプラインで利用できる形式に変換してから再インポートするなど、事前の確認をおすすめします。


Scalersでオブジェクトの拡大・縮小をアニメーション

アニメーション機能では、新しい「Scalers」が追加されました。

オブジェクトを時間に合わせて拡大・縮小させたり、パルスするような動きを付けたりすることができます。

建築プレゼンテーションで建物や家具などを強調したり、モーショングラフィックスのような演出を加えたりする際に便利な機能です。


Custom Pathsを強化

「Custom Paths」もアップデートされています。

これまでライブラリアセットへの変換が必要だったシーンオブジェクトを、直接Custom Pathに割り当てられるようになりました。

さらに、

  • 複数オブジェクトを同じパス上でアニメーション
  • アニメーション付きインポートファイルをパス上で使用
  • Twinmotion Animatorとの連携
  • パス上でのオブジェクト配置方法の選択

などにも対応。

車、人、その他のオブジェクトを決められたルートに沿って動かすなど、建築ビジュアライゼーションにおけるアニメーション表現の自由度が高まっています。


Mac版で3Dconnexion SpaceMouseに対応

Mac版Twinmotionでは、3Dconnexion SpaceMouseにも対応しました。

SpaceMouseを利用することで、3D空間内のカメラ操作をより直感的に行えます。

3Dモデルを確認しながらシーンを構築するユーザーにとって、快適なナビゲーション環境を実現できます。


緯度・経度からロケーションを検索

Location Mapでは、検索欄に緯度・経度を直接入力できるようになりました。

以下の3種類の座標形式に対応しています。

  • Decimal Degrees(DD)
  • Degrees and Decimal Minutes(DDM)
  • Degrees, Minutes, and Seconds(DMS)

実際の建設予定地や都市など、特定のロケーションを再現した建築ビジュアライゼーションを制作する場合に便利です。


Twinmotion 2026.2 Previewの注意点

Preview版を使用する場合は、既存プロジェクトとの互換性に注意が必要です。

Twinmotion 2026.2 Previewで保存したプロジェクトは、以前のバージョンのTwinmotionでは開けません。

また、旧バージョンで作成したプロジェクトを2026.2 Previewで開くことはできますが、プロジェクトによっては読み込みに時間がかかる場合があります。

そのため、既存の業務プロジェクトをPreview版へ移行する際には、必ずバックアップを作成してから試すことをおすすめします。

また、Preview版には既知の問題も存在します。NVIDIA RTX 5090環境で特定のドライバーを使用した場合のブラックスクリーンや、Realisticモードでのライティングのちらつきなどが報告されています。

業務で使用する場合は、公式のリリースノートで最新の既知の問題を確認しておきましょう。


まとめ:Twinmotionのライティングとワークフローがさらに進化

Twinmotion 2026.2 Previewは、ライティング、レンダリング、インポート、アニメーション、ポストプロダクションまで、幅広い機能が強化されたアップデートです。

特に注目したいのは、

「夜間ライティングの刷新」
「MegaLightsによる大量ライト処理」
「Cryptomatte対応」
「Interchangeへのインポートシステム統一」

の4点です。

一方、Legacy Importerの廃止により、3DS、C4D、DAE、DXF、STLがサポート対象外となった点には注意が必要です。

Twinmotionを建築ビジュアライゼーションやリアルタイムレンダリングに活用しているユーザーは、使用している3Dデータの形式を確認したうえで、新しいInterchangeパイプラインへの移行を検討するとよいでしょう。

Preview版という性質上、まずは既存プロジェクトのコピーなどを使って新機能や互換性を確認してみることをおすすめします。

今後の正式リリースで、さらに安定性やパフォーマンスが向上することにも期待したいところです。

 

 

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