Redshift 2027.0がArchicadに正式対応!建築ビジュアライゼーションを強化

 

Redshift 2027.0がArchicad に正式対応!建築ビジュアライゼーションを強化

Maxonは2026年10月、建築・エンジニアリング・建設(AEC)分野向けの「Redshift for Architects」を拡充し、Graphisoft Archicadへの正式対応を発表しました。Redshift 2027.0では、レイトレーシングによるリアルタイムプレビューの強化、カスタムマテリアル作成、専用ライトマネージャーなどを追加。建築設計の確認から、クライアント向けのプレゼンテーションや高品質なビジュアル制作までを支援します。

Redshift for ArchitectsがArchicadに正式対応

Redshift for Architectsは、BIMソフトウェア内で建築モデルを確認しながら、リアルなマテリアルやライティングを使ったビジュアライゼーションを行えるレンダリングソリューションです。

今回のRedshift 2027.0では、これまで対応していたVectorworksとAutodesk Revitに加え、新たにGraphisoft Archicadが正式対応ソフトウェアに加わりました。Archicad 30に対応し、WindowsとmacOSの両環境で利用できます。

BIMモデルを別のビジュアライゼーション環境へ書き出す作業を減らし、設計データを活用しながら、建築パースやプレゼンテーション用のビジュアルを制作できることが大きなポイントです。

Redshift 2027.0の主な新機能

1. レイトレーシングによるリアルタイムプレビューを強化

Redshift 2027.0では、Redshift Liveのシェーダーコンパイルが高速化され、屈折、透明シャドウ、レイトレーシングによる被写界深度などに対応しました。

特に建築ビジュアライゼーションでは、窓ガラスやガラス製のパーティション、透明素材の見え方が重要です。光の屈折を含む表現をプレビューで確認しやすくなることで、最終レンダリングを待たずにマテリアルやライティングを調整できます。

設計の初期段階でのイメージ確認から、仕上げ材や光の演出を詰める作業まで、ビジュアルを見ながら検討を進められます。

2. Redshift内でカスタムマテリアルを作成

新たに、物理ベースレンダリング(PBR)の設定を使い、Redshift内でカスタムマテリアルを一から作成できるようになりました。

BIMソフトウェアから引き継いだマテリアルや既存ライブラリの素材だけでは表現しにくい場合も、必要な質感を独自に設定できます。

例えば、プレゼンテーション用の建築パースで、壁面や床、金属、ガラスなどの仕上がりを細かく調整したい場合に役立ちます。設計データを維持しながら、ビジュアルとしての完成度を高められます。

3. 専用ライトマネージャーで照明を調整

新しいLight Managerでは、ビジュアライゼーション用のRedshiftライトを作成・管理できます。

ライトの配置や向きをビューポート上で調整できるほか、光の強度や色温度も設定可能です。レイトレーシングによるフィードバックを確認しながら、シーンの見せ方をコントロールできます。

また、追加したRedshiftライトはホストとなるCADモデルの建築データとは分離して扱えるため、実際の建築空間に計画された照明と、プレゼンテーション画像の演出用照明を分けて管理できます。

建物の特徴的な部分を強調したい場合や、室内空間に奥行きや雰囲気を加えたい場合など、設計意図を伝えるためのライティング調整に活用できます。

ArchicadからCinema 4Dへつながる制作ワークフロー

Redshift for Architectsは、BIMソフトウェア内でのビジュアライゼーションにとどまらず、必要に応じてCinema 4Dへ制作工程を拡張できることも特徴です。

建築モデルを使った静止画の制作だけでなく、より高度なモデリングやアニメーション、シミュレーションが必要なプロジェクトでは、Cinema 4Dを活用した制作へ移行できます。

このワークフローは、次のような制作に適しています。

  • 建築設計の初期段階におけるデザインレビュー
  • 施主やクライアント向けの建築パース、プレゼンテーション画像
  • 住宅、商業施設、オフィスなどの空間ビジュアライゼーション
  • 建築プロジェクトのアニメーションやウォークスルー映像
  • 建築・不動産分野の広告やマーケティング用ビジュアル

設計データを活用しながら、必要に応じて表現の幅を広げられるため、設計業務とビジュアル制作の連携を重視する建築事務所やビジュアライゼーション制作会社にとって、注目のアップデートです。

まとめ

Redshift 2027.0により、Redshift for ArchitectsがGraphisoft Archicad 30に正式対応しました。レイトレーシングによるリアルタイムプレビュー、カスタムマテリアル作成、Light Managerによる照明調整など、設計段階から完成イメージを確認し、表現を磨き込むための機能も強化されています。

Archicadを中心としたBIMワークフローを活用しながら、建築パースやプレゼンテーション画像、アニメーションなどへ制作を発展させたい方は、Redshift for Architectsの新しい連携機能に注目してみてください。

 

 

Redshift

3Dデザインをリアルに可視化する、高性能レンダリングソフトウェア

Redshiftは、3D作品に驚くほどリアルな表現をもたらす、最先端のGPUレンダラーです。アーティストやデザイナーに広く活用されており、フォトリアルなレンダリング、環境光によるライティング、高度なマテリアル表現によって、3Dモデルやアニメーション、シーンを魅力的に仕上げます。

Maxonの「Redshift for Archviz」は、バージョン2026.4.0で登場した、建築ビジュアライゼーション向けのリアルタイム可視化ツールです。Cinema 4DとRedshiftを、VectorworksなどのCADワークフローとシームレスに連携し、建築レンダリングに映画のような高品質な表現をもたらします。物理的に正確な光や影、マテリアルの変化をリアルタイムに反映し、設計の変更によるビジュアルの進化をその場で確認できます。

Maxon One

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