
2026年春のリリースにより、MaxonはMaxon Oneのツールをより手軽に利用できるようにし、アーティストがインスピレーションを感じた場所で自由に制作できる環境を提供します。Cinema 4D、ZBrush、そしてAdobeホスト上で動作するRed Giantが、新たにWindows on Arm(WoA)に対応。これにより、プロフェッショナルな3Dおよび編集ツールを、より幅広いポータブルデバイスで利用できるようになりました。
Cinema 4Dには、新たにソフトマテリアルの造形に最適な「Fabricブラシ」が追加されました。さらに今後は、モバイル向けに最適化されたインターフェースを備えたiPad版の登場も予定されています。またMaxonは、AutographをMaxon Oneエコシステムに追加しました。Autographは現代のモーションデザイナーのために設計された革新的なコンポジットアプリケーションで、個人ユーザーは無料で利用できます。
以下では、Maxon 2026年春リリースの主な新機能をまとめています。
Cinema 4D 2026.2
Maxon One 2026年春リリースでは、Cinema 4Dが大幅に拡張され、これまで以上に多くのプラットフォームで利用可能になりました。この拡張により、アーティストはインスピレーションを感じた場所で自由に制作できるようになります。新たにCinema 4DはWindows on Arm(WoA)に対応し、さらにiPad版も近日登場予定です。WoA版のCinema 4Dは、ポータブルデバイスでもプロフェッショナルな3Dツールを利用可能にし、現代のワークフローにより柔軟に対応します。
また、iPad版のCinema 4Dはタッチ操作に最適化されており、モバイルファーストの洗練されたインターフェースを通じて、コアとなる3Dモデリングおよびデザイン機能を提供します。さらにCinema 4D 2026.2では、新しいFabricブラシをはじめとしたさまざまな機能追加が行われています。
Redshift 2026.5
Redshift 2026.5.0では、Cinema 4Dのテクスチャタグに対応した「テクスチャディスプレイスメント」機能が新たに追加されました。これは昨年12月のリリース以降、多くのユーザーから要望が寄せられていた機能です。これにより、ユーザーは好みのマテリアル投影オプションとRedshiftの新しいテクスチャディスプレイスメントを組み合わせ、Cinema 4Dで一般的に使用されているネイティブのタグワークフローの中で活用できるようになりました。
また、RedshiftのSun & Skyシステムに新たな「ナイトスカイ」が追加され、対応するすべてのアプリケーションで月や星を正確に表示できるようになりました。さらに、Cinema 4DにおけるRedshiftのデフォルトマテリアルはOpenPBRに変更され、マテリアルメニューも整理・改善されています。
加えて、2026年春リリースではRedshiftにスペイン語の翻訳サポートが追加され、母国語で作業したいユーザーにとってより使いやすくなりました。
Red Giant 2026.5
MaxonのRed Giant 2026年春リリースでは、エディターやコンポジター向けに強力なツールが提供されます。Adobe After Effects、Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolveといったホストアプリ内で、タイトルやビジュアルエフェクトを簡単に追加できます。
また、Maxonファミリーに加わったAutographは、Red GiantのすべてのOFXプラグインに対応しました。Red Giantの新機能であるDepth Generatorには「Render to Comp」機能が搭載されており、処理負荷を軽減し、制作ワークフローをよりスムーズにします。
さらにMaxonは、ユーザーの作業環境に合わせた対応を進めており、Red GiantはAdobe After EffectsおよびPremiere Pro向けにWindows on Arm(WoA)デバイスでも利用可能になりました。
Autograph 2026.0
Maxonの高機能な2D/3Dモーショングラフィックス&VFXアプリケーション「Autograph」は、個人ユーザー向けに完全無料となりました。
Maxonは2025年6月にLeft AngleからAutographを買収しています。本ソフトはモーショングラフィックス、VFX、コンポジットに欠かせないアプリケーションで、現在の制作フローにも簡単に組み込むことができます。印象的なアニメーションロゴやテキスト、シェイプ、そして滑らかなトランジションを手軽に作成可能です。
ZBrush 2026.2.0
ZBrushはデスクトップとiPadの両方で進化を続けており、ワークフローへの組み込みがさらに容易になっています。Windows on Arm(WoA)へのネイティブ対応により、ポータブルデバイスでも外出先でスカルプト作業が可能です。
新しいSubstance Bridgeを使えば、スカルプトからテクスチャ作業へワンクリックで移行できます。また、最新のMayaや3ds Maxに対応したGoZのアップデートにより、連携もよりスムーズになりました。
さらにiPad版では、カスタムホットキーを保存・共有できるようになり、それらをデスクトップ版ZBrushに持ち込むことも可能です。

Maxon、無料ツールの提供とZBrushおよびCinema 4Dのモバイル展開を発表
Cinema 4DがiPadに対応し、プロフェッショナルな3Dワークフローを実現。個人ユーザー向けに無料となったAutographが復活。ZBrushはWindows on Armに対応。すべての詳細はNAB 2026で公開。

ドイツ・バート・ホンブルク発 — 2026年4月16日 — 強力で直感的な2Dおよび3Dソフトウェアと、包括的なグラフィックデザインワークフローの開発で知られるMaxonは本日、プロフェッショナル向けクリエイティブツールを世界中のアーティストにとってより身近なものにするというミッションにおいて、大きな前進を発表しました。
iPad版Cinema 4Dの登場、モーショングラフィックスアプリケーション「Autograph」の復活、さらにMaxonツールのWindows on Arm(WoA)タブレットデバイスへの対応拡大により、Maxonは導入のハードルを下げると同時に、アーティストが「好きな場所で、好きな方法で」制作できる環境を提供します。
NAB 2026の来場者は、Maxonブース(N2741)にてこれらすべてを体験できます。
Professional Tools, Broader Access
ソーシャルメディア、ストリーミング、ゲーム、イマーシブメディア全体で3Dやモーションコンテンツの需要が急速に高まる中、クリエイターはプロフェッショナルなワークフローへの柔軟かつ手頃な参入手段を求めています。これまでプロ向けのクリエイティブソフトウェアは主にデスクトップに限定され、ソフトウェアやハードウェアへの大きな投資が必要でした。今回のリリースでMaxonは、新たな無料アクセス層とモバイルファーストのワークフローを導入し、プロフェッショナルな機能を損なうことなく、業界標準ツールをより手の届きやすいものにしています。
MaxonのCEOであるDave McGavranは次のように述べています。「アクセシビリティ、相互運用性、そしてユーザーの主体性は、クリエイティブの革新においてますます重要な要素となっています。今回の取り組みにより、より多くのアーティストが、映画、放送、デザインの分野で信頼されているプロフェッショナルツールを使いながら、つながりのあるクリエイティブエコシステムの中で試行し、制作し、成長できるよう支援します。」
Cinema 4D for iPad: 3D Creation Goes Mobile
NAB 2026にて、MaxonはiPad版Cinema 4Dのベータ版を公開します。これは、このクラスのプロフェッショナル向け3Dツールがモバイルプラットフォームで提供される初の事例となります。タッチ操作に最適化されたiPad版Cinema 4Dは、コアとなる3Dモデリングおよびデザイン機能を、モバイルファーストの洗練されたインターフェースで提供します。デスクトップ版を補完する存在として、インスピレーションが湧いた瞬間に外出先でもアイデアを形にし、プロジェクトを進めることができます。
Cinema 4Dはこれまで、プロフェッショナル3D分野において扱いやすさと学習のしやすさで高く評価されてきました。これらの特長をiPadへと拡張することで、その思想をさらに推し進め、これから3Dを始めるクリエイターにも親しみやすい環境を提供しつつ、現代の制作パイプラインとの互換性も維持しています。
iPad版Cinema 4Dは2026年後半に提供予定です。
※推奨環境:M3チップ以降を搭載したiPad
Autograph Makes its Return
Maxonは、モダンなモーショングラフィックスおよびコンポジットアプリケーション「Autograph」を復活させ、個人ユーザー向けにコア機能をすべて無料で提供します。モーションデザイナー、2D/3Dアーティスト、コンテンツクリエイター、コンポジター向けに設計されたAutographは、クリエイティブな実験から本格的な制作までを支えるプロフェッショナルな基盤を提供し、これから始めたい人でも誰でも利用できるようになりました。
Autographは、2Dアニメーション、コンポジット、3D機能をスピードと柔軟性に最適化された統合環境で提供します。主な機能には、ダイナミックで反復的なアニメーションを実現するネイティブのClonerシステムがあり、複雑なモーショングラフィックスを迅速に構築できます。また、複数のアスペクト比に同時対応できるレスポンシブデザインツールにより、マルチプラットフォームが前提となる現代のコンテンツ制作に最適です。
さらに、USD、OpenEXR、ACES、OpenColorIO、OpenFXといった業界標準をサポートし、Universeや一部のRed Giantツールとも連携します。加えて、RE:Vision Effects、Boris FX、Digital Anarchyをはじめとするサードパーティ製OpenFXプラグインにも対応しており、各社のマーケットプレイスから直接入手可能です。これは、クリエイター中心のオープンなエコシステムを推進するMaxonの姿勢を示しています。
Autographは、ソーシャルメディア向けのブランド動画のようなスピーディーな制作から、映画や放送向けのハイエンドなコンテンツまで、あらゆるクリエイティブニーズに応える包括的なツールセットを求めるプロフェッショナルに最適です。Maxonは、プロフェッショナルなモーショングラフィックスツールへのアクセスを拡大しつつ、エコシステム全体の統合をさらに強化し、デザイン業界全体を支援し続けています。
Maxon Expands to Windows on Arm
Maxonは、次世代のWindows on Arm対応ハードウェア(Dellのタブレット製品群、Microsoft Surface Pro[Snapdragon X Elite搭載]、およびその他の対応タブレットやデスクトップシステム)に、自社のエコシステム全体を展開しています。これにより、3D、モーショングラフィックス、デジタルスカルプトの各ツールは、より幅広い環境で利用可能となり、現代のワークフローに柔軟に対応できるようになりました。
ZBrush(デスクトップ版)、Cinema 4D、さらにAdobe Premiere ProおよびAfter Effects内で使用されるRed Giantツールは、いずれもWindows on Armデバイスで利用可能になっています。また、RedshiftもWindows on Armに対応し、CPUレンダリング機能を利用できます。
The Spring 2026 Maxon One Release
Maxonは本日、Maxon Oneエコシステムの2026年春リリースにおける製品アップデートの全容を発表しました。
よりオープンなクリエイティブエコシステムへ
今回の発表は、Maxonのクリエイティブソリューションが大きく進化していることを示しています。従来のデスクトップ中心の環境を超えてプロフェッショナルツールを展開し、さらに無料利用枠を導入することで、より多くのクリエイターがハイエンドな制作ワークフローにアクセスできるようになりました。
一方で、Cinema 4DやZBrushのデスクトップ版は、高度なシミュレーションや大規模なシーン、複雑な制作パイプラインにおいて引き続き重要な役割を担います。今回のモバイル対応は、学生やインディークリエイター、そして柔軟な制作環境を求めるプロフェッショナルにとって、有意義なエントリーポイントを提供するものです。
